好きなことをして自由に生きる
8つの鍵 −Discover Your Hidden−

経営理念

一人一人の能力が
生かされる社会づくりに
教育事業を以て貢献します。

崎山みゆきの職務経歴はこちら

 

「みんな違って、みんないい」

私が好きな言葉です。シニアにはシニアの、ミドルにはミドルの良いところがあります。歳をとっても伸びる「結晶性能力」を活かし、御互いが助け合う社会になれば、次世代の子供たちは、もっと安心して、楽しく学び・遊ぶことができると、心から信じています。

中高年のキャリア開発に取り組みはじめたのは、1997年頃の余暇学会がきっかけでした。IT企業の会社員で、定年退職セミナーの担当者だった私は、臨席の教授に、こんな質問をしました。「先生、サラリーマンの方が定年退職後に、自分のキャリアを地域で活かすことができないのは何故でしょうか?」「うーん…難しい問題ですね。大きな課題です。私の研究室に一度来てみたらどうかな?」

2000年から、30代で大学院に入り直し、キャリア開発の研究を始めました。そこで目にしたのが「老年学総論」「老年心理学」。全国で初めて開設されたものでした。応用老年学会の柴田博教授や長田久雄教授に御指導いただきました。元東京大学医学部教授大島正光先生から健康科学・人間工学という視点を戴いたのもこの頃です。

大学院を出たころの私は、会社員をやめてフリーランスの講師をしていました。幸いにして、フィールドを沢山持っていました。自分の研修にドンドン取りいれ、厚生労働省外郭団体の助成事業として「40歳からのキャリアデザイン」に取り組みました。

try&error・・・沢山の成功・失敗事例ができたところで成果を生かし、会社を設立しました。

「産業ジェロントロジー」を企業で活かす

最初から、沢山のご依頼があったわけではありません。「定年退職後は、年金で悠々自適な生活。シニアは働く必要はない」「中年時代に自分のことを考えて、何になるの?」経営者・人事の方からはほぼ同じ言葉が返ってきました。30社営業に回って、全部断られました。

それでも、「終身雇用は崩れる!」、「定年後に就職するサラリーマンは必ず居る!」と信じていたので、コツコツと15年間続けました。私には、内緒の根拠がありました。
結果は、皆さんもご存じのとおりです。 「生涯現役時代」と言われるようになりました。

最近の潮流としては、シニア世代のみならず40~50代の方々を対象に、高齢期に
なっても困らないようにするためのキャリアデザインの研修や、講演のご依頼が増えてきました。歳をとっても伸びる「結晶性能力」の具体的な話を、早い時期から知っておきたい、将来に備えたい、という理由からです。

私が、多くのご依頼を戴く理由は二つあります。一つ目は、産業ジェロントロジーという分野において、研究者と実践者という二つの顔を持っていることです。特に事例は、皆様に喜んでいただいています。二つ目が、安心感です。これは、初めてのお客さまからよく言われることです。コツコツと、研究を続けてきたこと、2019年まで静岡大学大学院教授をしていたこと、内閣官房の研修を7年間も継続してご依頼いただいていることなど…。
足立区のNPO顧問、横須賀市文化振興委員などの委嘱も受けています。また、自治体や上場企業を対象とした仕事が多いということ…派手さもなく、地道な仕事が信頼を生むことに自分自身で驚いています。

「産業ジェロントロジー」の第一人者として、テレビや雑誌からの取材も増え、研修だけではなくコンサルテーションまでもできるようになると、自分の中に大きな責任感が生まれました。もっと「産業ジェロントロジー」を生かして、企業の皆様のお役に立たなくてはいけない。それが、私ならではの役目に違いない。そこで、「産業ジェロントロジーアドバイザー」の資格制度を整えることを考えました。準備に三年掛かりました。相変わらず、コツコツです。公共性を持たせるために、一般社団法人の形態を整えました。

株式会社と一般社団法人を両方運営していて、大変ではないかと尋ねられますが、大変とはどのような事なのか? わからないまま、50代になりました。ただ、私と出会ってくださった方が全て幸せになればいいなぁと思っています。

取材の一部(敬称略)

 

  1. 内閣官房2013年~継続
    内閣官房
    「40歳代のためのキャリア・デザイン支援セミナー」
    【リンク】

  2. 産経新聞2019年6月30日
    産経新聞
    「日本の議論」
    【リンク】

  3. NHK2019年6月8日
    NHK
    「首都圏情報ネタドリ」

  4. NTTデータ2019年2月
    NTTデータ
    「ミドル世代のキャリアデザインセミナー」

  5. 日経クロステック2018年10月1日
    日経クロステック
    「シニアSEの生き方」
    【リンク】

  6. 日経BizGate2017年4月14日
    日経BizGate
    「シニアの活躍なしに企業の成長はあり得ない」(Webコラム)
    【リンク】

  7. 日刊工業新聞社2016年12月5日
    日刊工業新聞社
    シンポジウム 「ものづくり日本会議」(パネリスト)

  8. 日テレビ東京2016年2月18日
    テレビ東京
    日経プラス10「失敗しない再雇用・再就職 “60歳新入社員”の心得」
    【リンク】

  9. 日経business2014年7月7日
    日経business
    「シニアを活かせない会社は成長できない」(雑誌取材)

管理職世代の40代の深刻な悩み

「中高年のキャリアデザイン? 崎山さんの仕事はないよ」 という起業時に言われた言葉が、嘘になりました。
全員が悠々自適で、年金で遊んで暮らす時代は終わりました。全員が再就職・雇用延長・個人事業主・・・働き、稼がなくてはならない時代になりました。

私のお客さまは、法人です。ここでは、シニア世代の方のために「定年退職セミナー」というものが実施されています。
しかし、今や雇用延長時代。成果が出なくなりつつあります。

管理職世代の40代には、さらに深刻な悩みが生まれました。「年上部下ができたが、どうマネジメントしたらいいのかわからない」「あんな定年退職者には、なりたくない。でもどうしていいのかわからない」

特に、自治体では今までにはない問題が生まれました。定年退職者の方々を地域で受け入れ、生きがい・働きがいがある仕事を斡旋するにはどうしたらいいのか? 民間企業とは違う教育をしなくてはいけないが、違いをどう打ち出すか?「縦割り」と言われている体質で、どの部署と連携をとったらいいのかも分かりません。


「持続可能な社会」・・・SDGsという国際目標にも取り組まなくてはならず、困惑しています。「働きかた改革」を通じて、ホワイトカラーの生産性が低く、先進国ながらに心の豊かさにかける、我が国の地位向上も図らなくてはいけません。 幸いにして、私はこのような問題を解決することができるようになっていました。

企業向け成功事例

「先生、60代の方って働くことができるのですか?」
初めてされた質問です。ビックリしました。
質問者は、人材不足のために新規の仕事を断り続けていた、棚卸専門業の若い専務さんです。

このままでは大損失になってしまうということで、初めて高齢者雇用に踏み切りました。

「シニアの方は、周りにいないのですか?」
「いません。僕の父はやっと還暦です。社員も20・30代ばかりです。」
「シニア採用を、今までに考えたことは?」
「ありません。何を任せていいかもわからないし。若い社員もコミュニケーションが取りにくいと嫌がっています」

そこで、一緒に以下に取り組みました。



勿論全てにジェロントロジーの理論を活かしました。

結果として、世代の壁崩壊、シニア世代の定着化、若年層の年齢差別解決、売り上げ増加
など、様々な成果を生み出しました。次のステップとして、一緒に、高齢者就労を通じたSDGs (目標8「働きがいも経済成長も」)に取り組んでいます。

もう一つ「60歳新入社員研修」をさせていただいたときの事例をご紹介いたします。
製造業の技術職の雇用延長、再雇用の方々を対象に、「もう一花咲かせよう」をテーマに実施しました。社長にも参画していただきました。これは、私が特に大切にしていることです。カリキュラムは、社長の講和、「60歳新入社員研修」、社是唱和…という流れです。受講者のアンケートには、以下のことが書かれていました。


60歳は還暦。人生の二回目のスタートを意味します。
重要な出来事の60周年記念日のことをダイヤモンド・ジュビリー(英: diamond jubilee)といいます。
私たちの人生の記念日としても大切な年です。
65歳・70歳などと日本独自の定年制度を前提とした捉え方は、無くす時期になりました。
「60歳新入社員」は、人を大切にする組織風土としても、取り入れる意義はあると考えています。意欲ある職場づくりは、「健康経営」「働きかた改革」にもつながります。これからは、ダイヤモンド・ジュビリー、還暦という祝福される60歳を、皆さんとお祝いできたらいいなと思います。

注)「60歳新入社員」は商標登録申請中です。

 

 

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自治体向け成功事例

「もっとシニアの知識・経験を活かそう」
東京都におけるシニア就労支援事業「セカンドキャリア塾」の企画・講師として、たくさんのエントリーの中から選んでいただくことができました。その理由は、三つあると思います。

 


一つ目は、民間のノウハウを取り入れたことです。

ライフプラン、就労支援、健康対策・・・25年間もの間、企業で培った企画の仕方や視点を取りいれました。

 

二つ目は、政策に従事したことです。

私たち達民間企業はどうしても斬新すぎるやり方で受講者に楽しんでいただこうとか、奇をてらった視点で他社と違いを出そうなどと考えがちです。しかし、自治体は昨年度を素地にした、政策ベースで動かなくてはなりません。また、公正さについても考える必要があります。いつも、これを念頭に置いておきました。また、高齢者対策なので福祉保健局・労働局のものはもちろんのことですが「超高齢社会における東京のあり方懇談会」政策提言などの新しい方向性についても学び、反映させました。

 

三つ目は、ジェロントロジー、講座企画のノウハウです。

私は産業ジェロントロジーの第一人者なので、もちろん、老年心理やキャリア開発、健康に対するコンテンツを取りいれました。さらに、もう一つの特技・専門性である「カリキュラム開発」のノウハウが役に立ちました。講座は、単に授業をすすめればいいわけではありません。順番、時間配分によって、学習効果が変わります。大学院時代から、区民センターや生涯学習センター、大学院で講座や授業の企画をしていたことがとても役に立ちました。

なぜ、こうなったのか? 解決策は?

私たちは、今まで、高齢期になるとどうなるか?ということを勉強したことはありませんでした。

「加齢??介護や医療の分野だろうな・・・。現役と言われる自分には関係ない」

これが間違いでした。 歳をとると、何ができなくて、何ができるか?どうすれば衰える能力を補うことができるのか?

「ジェロントロジー」という、高齢期を理解するための学問を、仕事や地域づくりに活かせば解決できることが沢山あります。
2000年からこつこつと積み重ねてきた成果を、今こそお客さまのために活かしたいと考えています。


例えば

【シニア世代のための研修・講演】
・「60歳新入社員研修」 還暦からの第一歩
・「結晶性能力を活かすためのキャリア研修」
・「働き続けるための健康管理」

【ミドル層のための研修・講演】
・「シニア人材マネジメント研修」
・「ああならないためのキャリア開発」
・「40代のためのメンタルヘルス」

【自治体】
・「SDGs目標を高齢者雇用で解決しよう」目標4 ・8
・「生涯現役社会を創る 働きがい・生きがいづくり政策」
・「シニアのためのNPO運営術」

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