高齢者の方の一人暮らしや、趣味を生かしたライフスタイルに関する本が人気です。
「90歳、男の一人暮らし」「90年、無理をしない生き方」…、書店で平積みです。
手に取っているのは、同世代・・・と思ってよくよく見ると、そうではありませんでした。
定年間近と見える、60代のスーツを着た男性もちらほらと…。
弊社近くの日本橋丸善(東京都中央区)という書店でしたので、まだ仕事をしている方たちだと思います。
この書籍の読者が求めるのは「好きなことだけをして、好きな人とだけ付き合って、ストレスなく楽しく生きる人生」です。
ところで、この「好きなことだけ」というのは、果たして良いことでしょうか?
ジェロントロジー的に考えてみました。
「好きなことだけ」…周囲に適応する=合わせる必要がない。
確かに楽ですが、周囲に合わせる、つまり「適応する」トレーニングをないことになります。
加齢によって衰えるのが「適応能力」です。
よって、トレーニングをしないと、低下に拍車がかかります。
例えば…
温度変化に対応できずに熱中症。
その場の雰囲気に合わせることができずに、周囲に白けた反応をされた。
IT技術の深化について行くことができない。
これらは全て「適応能力」の低下です。
こうして考えると、意識的に少しは「好きではないこと」をするのは必要かもしれません。
自分と似ている人は、自分ができない・苦手なことも似ています。
これでは、互いに助け合えません。気の合う二人は、一緒にオロオロ…。
「適応能力トレーニング」のためにも、中高年期は、好きではないことを10分の1は、取り入れてみることも必要です。
無理をする必要はありませんが、ほんの小さな努力が、年を重ねても楽しく働く・生きるための、産業ジェロントロジーにつながります。
皆さんは、いかがお考えでしょうか?
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