人手不足の問題が深刻化する昨今、今後ますます高齢者の労働力が必要になることは間違いありません。
ただ、現在は「働き手」という供給側の役割ばかりが強調されています。そこでもう一つ忘れてはいけないのが、「消費者」という需要側の役割です。
仕事を通じて経済的なゆとりを持ち、健康で、購買力のある高齢者を増やすことこそが、経済の活性化には不可欠です。
以前、あるスーパーの役員の方から、こんな興味深いお話を伺いました。
「中高年主婦のパートさんは、貴重な働き手であると同時に、実は『良いお客様』でもあるんです。給料日になると、『いつもよりちょっと良いものを食べようかな』と、お刺身やステーキ用の牛肉を買ってくださるのですよ」
しかし昨今では、物価上昇や低賃金の影響により、給料日であってもお弁当を持参して節約せざるを得ない方が増えているとのこと。また、孫の世話や家族の介護によって、思うように労働時間を増やせないという現実もあります。
これらは個人の問題ではなく、企業の受け入れ態勢や仕組みを構造的に見直す必要があります。働くことは、本人の生きがいだけでなく、消費活動や地域経済にも影響を与えます。
シニアが「働き手」と「消費者」の両方の立場で社会に参加できる環境づくりは、企業にとっても社会にとっても大きな価値を持ちます。もしも、「人手不足対策」だけで考えているとしたら、一度、深く考えてみませんか?
弊社では、産業ジェロントロジーの視点から、企業と働く人、そして社会の三方にメリットのあるシニア人材マネジメントをご提案しています。
お気軽にご相談ください。
最近の投稿
閲覧ランキング
- Monthly
- Weekly
まだデータがありません。
まだデータがありません。
