「人生の正午」を生きる私たち…加齢を「武器」に変える生存戦略とは

katsumata takeshi

40〜55歳、ユングが「人生の正午」と呼んだ転換期に立つ方も多いと思います。身体の衰えや、親の介護といった「喪失」を実感し始めていませんか?私は、体力低下・親の看取り…色々と失くしものをしました。
ジェロントロジー理論では、人間は生まれてから死の直前まで「獲得」と「喪失」の両方を体験する。そして、加齢によって「喪失」が増えてゆくと説いています。
ただ、私は「喪失」が増える分、どうやって生きてゆくか、仕事に適応してゆくかと考えるので、「知恵」が増えると、良い方にとらえています。

ところで、70歳雇用確保が叫ばれる今、シニアとしての後半戦を、どう生きてゆくかは喫緊の課題です。現場には依然として「若手重視」のエイジズム(年齢差別)が根強い。

「いい年なんだから、そんなに頑張らなくてもいいよ」
「若い人に任せたら?」
「その服、年を考えた方がいいわよ」

でも、私たち中高年世代には、若手にはない強力な武器があります。 それが、経験や知識の蓄積である「結晶性知能」です。 スピードや創造性(「流動性知能」といいます)は衰えても、長年培った語彙力、判断力、対人能力はむしろ向上します。 実際、製造中止ソフトの保守や高級オーディオ修理など、シニアの「結晶性能力」で市場を独占する企業も存在します。このように企業にとって、結晶性知能に重点をおいた高齢社員の戦力化は、業績向上につながります。

鍵となるのは、若手と同じ物差しで自分を測らないこと。 企業の、戦力化なき「置いてやる雇用」は競争力を削ぎ、個人の尊厳も奪うのではないのでしょうか??
私たちは、報酬だけでなく社会参加に価値を見出し、自らの変化を科学的に理解して役割を再定義する能力があります。
変化を受け入れ、自らを更新し続ける人だけが、人生100年時代を楽しむことが出来るのではないかと考えています。加齢と戦うことは、エネルギーを要します。受け入れて、省エネ…その分別のところで力を使いませんか?

以下、御笑覧ください。

日経クロステック 「会社に引き止められるSE、転職に苦労するSE」
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00224/032800003/
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産経新聞「日本の議論」崎山みゆき&今野浩一郎氏
https://www.sankei.com/article/20190630-UJ43P6FPBZOS3OPO5UN2AQ5DJY/