労働組合協議会N.E.T.様にて「高齢者人材と人的資本主義」をテーマに講演を致しました。

労協N.E.T様は、四つの異業種の労働組合で結成している協議体です。
異業種の労働組合の交流から様々な知見を得て、活発な活動を展開されています。

今回、人的資本経営の観点から「シニア層の活躍」に取り組むこととなりました。
そのため、シニア人材マネジメントに明るい弊社が講演会のご依頼をいただきました。
当日は、組合幹部の方8名を対象に、前半は講演とグループワーク、後半は参加者からの質疑応答を行いました。
参加者は30代・40代。
子育て支援や女性活躍に目が向きがちな昨今、人的資本主義として「シニア人材」に目を向けられた先駆的な取り組みに、敬意を抱きました。
皆様、大変に熱心に講演に耳を傾けられ、後半の質疑応答では時間が足りなくなるほどでした。

以下に、ご参加者のアンケート内容を紹介いたします。

Q1 本日の講演内容を今後の活動にどのように活かしていきますか

A 1 若手とシニアとの交流や人事への展開。
A 2 職場をまわってシニアの人のお考えを聞いてみたいと思います。
A 3 単組内での研修や、労使協議での参考にさせて頂きます

Q2 本日の講演についてのご感想・ご意見をご記入ください

A1 近視眼的にならず、中期的に見ることでより良いシニア活躍施策が考えられるのではないかと思いました。本日は貴重なお話を、ありがとうございました。

A2 若手や中堅(今後がある方々)のことに注力した活動が多かったと思うので、全ての組合員であったり、シニア層のセカンドキャリア(社外に行く、社内に残る)を含めて考えていきたいと思いました。

A3 我々の労働組合は、執行部の平均年齢が30代半ば程度と、若い組織です。
故に、シニア人材活躍に対する課題の捉え方、リアリティに甘さがあったと思います。
「シニア人材ってこうだよね」という偏見を捨て、もっと現実を正しく捉えられるよう、シニア層の声にもしっかりと向き合っていきたいと思います。
また、「真の」必要性については、一人ひとりが自分らしく生き、充実した人生を送るために、選択肢を増やしていく、ということだと感じました。

A4 労協ネットとしてもシニア活躍に関わる講演は初めてでした。
具体的な解決策が生まれたわけではありませんが、グループワークでシニアの必要性など、議論できてよかったです。質疑時間も有意義でした。

今回のような質疑応答を中心とした講演・勉強会は、従来の「話を聞く」受け身スタイルとは違います。参加者が主体となるため、高い効果が期待できます。ぜひ、ご一考ください。

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