皆様のご支援を承り、株式会社自分楽は創立21周年を迎えることができました。

皆様のご支援を承り、株式会社自分楽は創立21周年を迎えることができました。
心から御礼申し上げます。

2003年の設立当初から一貫して、法人を対象に「コミュニケーション教育」に従事してきました。立ち上げ時は、新人向けマナー研修、中堅社員向け部下指導の仕方など、一般的な内容の研修がメインでした。「異世代間コミュニケーション」に着目し、中・大企業に提案をしていましたが、年功序列の部下は上司に従うことが当たり前だった時代であり、ニーズはほとんどありませんでした。小冊子を作製したものの、在庫がどっさり…。

その後、厚生労働省の助成事業を通じて「高齢者に対する教え方」を研究し、地域リーダー向けのテキストを作成しました。文字の大きさ、話し方、声の出し方などをまとめたものです。中年世代の能力開発・健康づくりについて、東京大学医学部教授 大島正光先生のご指導を承っていたのも、この時期です。

その後、桜美林大学大学院老年学研究科で、老年学の大家 柴田博先生・長田久雄先生から高齢者心理・ライフスタイルを学び、中高年の能力開発に応用する実践的研究を始めました。この成果を法人向け研修に活用し、今日に至っています。昨今は、コンサルテーションの割合が増えており、点としての講師から、線・面としてのアドバイザーとして認めていただくようになりました。

人生100年時代の今、中高年世代の能力開発こそが、よりよい社会を作り、次世代のためになると信じています。

なお、2022年に、心不全から身体障がい者となりました。青天の霹靂、困惑の日々でした。このおかげで「障がい者就労」の改善点が見えるようになりました。この現実を、企業のダイバーシティ・インクルージョンという視点から、教育・アドバイザーとして活用したいと考えています。

22年目は、今までの積み重ねをばねにし、産業Gerontologyの第一人者としての役割を果たしたいと考えています。また、障がいは、工夫さえすれば、働く事の障壁にはならないことを、お伝えできるように努めます。皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。